…と本気で思ってます。
コナンの考察は需要に比べて供給が少ない。
『名探偵コナン』はその知名度と推理マンガというジャンルにも関わらず、原作ガチ考察勢が少ないと常日頃から感じます。
日本人なら誰もが知っている国民的マンガ。
裾野は広いけど頂きははてしなく高く険しい。
1話1話の細かいコマに仕掛けがあり、日常シーンの何気ないセリフが年月を跨いですごい伏線になるときがある。
セリフもめちゃくちゃ多く人間関係も複雑。2023年12月現在104巻30年の歴史は伊達じゃない。
本気で考察するならば原作だけじゃなくSDB(名探偵コナンスーパーダイジェストブック)や話そうDAYの質問コーナー、雑誌のインタビューや対談にも目を通す必要が出てきます。
おまけに「コナン検定」というものがあり、わざわざ考察と名乗らずとも、普段から謎解きに慣れてる歴戦のコナンファンがたくさんいる。
うかつにペラペラ予想を語ったら、「それは⚪︎⚪︎の×月号で作者が否定してます」と一蹴され、こんな情報も知らんにわかと馬鹿にされるかもしれない(私の被害妄想です)。
興収138億を叩き出した『黒鉄の魚影』を見て黒ずくめの組織に興味を持ったライト層がいても、原作の考察まで行き着く人は少ないのではないでしょうか。
でもすっごい面白いんですよ!
長年の伏線が回収される瞬間、あのセリフ、あのシーンが繋がる瞬間がたまりません。
104巻の白黒シリーズ最高!♟️
考察は外れることも多いです。悔しい!嘘だろ!解せぬ!…て思うときもあるけど、気持ちよく騙される快感もまたあったりします。(このマゾ心理、ミステリーファンならわかる人多いのでは?キッドvs白馬回、絶対に本物の工藤新一が登場すると思ってましたよ)
もちろん予想が当たってたらとっても嬉しいです。
話は戻ります。
私はコナンは考察界の富士山だと思います。
最近人が増えすぎたとニュースになってた気もしますが、それでもエベレストでなく富士山が良いです。
日本が誇る国民的漫画の名探偵コナンは富士山が似合います。
30年連載しても謎だらけ。ラム編の中だけでも8合目くらいでしょうか?
まだまだ山頂まで険しそうですが楽しみながら追っていきたいと思います。
人はなぜ山を登るのか?
かつて登山家ジョージマロリーは言いました。
「そこに山があるからだ」
我々はなぜコナンの考察をするのか?
「そこにヤマ(事件)があるからだ!」
ダジャレで締めて終わります。