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板倉卓(いたくらすぐる)– tag –

●初登場37巻「残された声なき証言」で殺されたシステムエンジニア。
●黒の組織に脅されてシステムソフトを開発していた。
●黒の組織とのやりとりがパソコンの「板倉卓の日記」につづられている。

●映画の特殊視覚効果に関わる有名なCGデザイナーだったが、視力低下のためシステムエンジニアに転向。
●シャロン(ベルモット)とは犬猿の仲と映画業界で知られていた。

●将棋・囲碁・チェスに詳しい。
●将棋の「奨励会」出身。
●年齢45歳。
●生きていれば年齢が同じ羽田浩司と奨励会同期疑惑あり。
●目と心臓を患っていた
●名前の由来は「ボードゲーム」?
※画像は30周年コナン展

37巻FILE.8「白い雪…黒い影…」板倉卓の日記

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3月7日

関西弁の大男(※1)が突然訪ねて来た。
どうやら開発中システムソフトが目当てだったらしいが、私が目を悪くして開発を断念したと知るとあっさり帰って行った…
上から下まで真っ黒な男
二度と会いたくはない…

(※1)テキーラのこと


3月26日
また机の上のペンが5cm移動している…
やはり誰かが事務所に忍び込んでいるようだ。

4月15日
今度は自宅に誰かが…
警察は取り合ってくれない…
侵入した痕跡も取られた物もなにので仕方はないが…

(中略)

12月19日
疲れた…
このままではいつか私は
殺されてしまうかも…

1月6日
この恐怖から逃れるために机の中に侵入者に向けてのメッセージを入れた。
「要求を飲む」と…

1月8日
意外にもすぐに返事が来た。私が入れたメッセージの代わりに侵入者のメモが入っていたのだ。
赤く書かれた「OK」の文字と共に怪しげな電話番号が。
赤い文字は恐らくで書かれた物…
他言すると命はないという意味だろうか…

1月23日
しばらく迷ったが警察に通報せずに電話する事にした…

電話に出たのはなんとだった。
女王のようなしゃべり方をする高飛車な女(※2)
女の要求は、私が例の開発中のシステムソフトを一年で完成させたら高額で買い取りたいという事だった…
どうやら前に来た大男仲間のようだ…

(※2)ベルモットのこと

(中略)

12月22日
ダメだ…やはり私にはできない
なぜならあのソフトは私が目を患ったからだけでなく、我々人間のために断念したのだから


2月10日
しかし彼らはあのソフトで一体なにをしようとしているんだ?
最初に電話に出たあの女の奇妙な言葉が耳から離れない…

そう…
あまりにも高圧的な女の口調に堪えかねて「何様のつもりだ」となじったら、女は笑いながら英語でこう返した


We can be both of God and the devil.
Since we’re trying to raise the dead against the stream of time.

我々は神であり悪魔でもある…なぜなら…
時の流れに逆らって…死者を蘇らそうとしているのだから…

※名探偵コナン37巻FILE.8より引用

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